驚愕!ファッション業界で進むM&Aの実態

  • 作成日:2015年02月24日
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クリスチャンディオールやサンローランなどヨーロッパのラグジュアリブランドの多くがLVMHやリュシモングループといった大手企業により、合併、吸収され続けている事はファッションに興味のある方であれば、ご存知であるかと思います。しかし、最近では日本国内のアパレル企業でも、こういったM&Aの動きが顕著に見られるようになってきました。そんな日本のファッション業界で進むM&Aの実態についてお話したいと思います。

さまざまなM&A

M&Aにはさまざまなタイプが存在しますが、大手企業による、新進系デザイナーズブランドの買収という事があります。代表的なケースでは、大手繊維商社、瀧定大阪が、デザイナーズブランド、シアタープロダクツや人気SPAブランド、オリーブデオリーブの買収が挙げられます。これらのタイプについては、繊維卸業が主流にある母体企業が製品、流通までを統合する事で新たに利益を生み出す流れを作り出そうとしている様です。また、才能のあるデザイナーのクリエイティブを資金面でバックアップする事でのブランドイメージ戦略もあると思われます。
その他にはシェア拡大のためのライバル企業の吸収があります。代表的なケースはアパレルのオンライン通販の業界最大手でZOZOを展開するスタートトゥデイによる、同じくオンライン通販ブラケットの買収などです。

また同じ業態でありながら、マーケットの異なったブランド、企業を吸収する事でシェアするマーケットを拡大するといった動きもあります。この代表的なケースが国内大手インターネット総合サービス、楽天によるファッションEC、スタイライフの買収や、セブン&アイホールディングスによる、ニッセンの買収でしょうか。セブン&アイホールディングスに関しては、他にも百貨店バーニーズジャパンも傘下に収めています。

アパレルM&Aにおける問題

ファッションとはファッションイメージビジネスと言われるほど、イメージ戦略が大切なアパレル業界。買収、合併で大きなバックアップを受ける事により、イメージアップを計る事ができれば、吸収されたブランドにとっては価値ある事となりますが、経営の合理化のため必ずしもそうではない事もあるようです。
とはいえ、昨今の不景気のあおりを受け、クリエーションとして良い商品を発表し続けながらも売り上げが伸びず、倒産に陥るブランドも多く、有名なところでは、2009年に日本を代表するデザイナーズブランド、ヨウジヤマモトの経営破綻しました。
ビジネスとクリエイティブが深く関わるファッション業界。経営においては、一筋縄ではうまくいかないさまざまな問題を抱えているようですね。

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