生産管理の職種紹介

  • 作成日:2014年12月12日
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アパレル3

生産管理の仕事内容

企画が提案する商品を生産する為、生地屋や縫製工場などの手配と管理を行うお仕事

生産管理は、企画が提案する商品を実際にカタチにする為、生地やボタンなどの副資材の発注、縫製工場の手配を行い、納品まで管理するお仕事です。

「商品サンプルを作成する」

まず生産管理は、ブランドディレクターやデザイナーが企画した商品を実際に形にする為に使用する生地やボタンなどの副資材を集めたり、型紙の準備や縫製工場の手配など行なっていきます。

通常の企業は展示会を行なうので、その展示会に向けて、商品サンプルを揃える為のスケジューリングを行っていきます。

「コスト管理を行なう」

通常、展示会前には、「上代決定会議」と呼ばれる、商品の価格を決める会議を行います。

マーチャンダイザーが中心となり、商品サンプルの見栄えと、制作に掛かるコストを参考にしながら、価格を決めていきますが、この時に商品のコストを管理する事も、生産管理の役割です。

時には、その商品の適正価格と、制作に掛かるコストが合わないケースもありますので、その場合は、素材や副資材の変更、縫製工場の工賃の見直しなど、取引業者との交渉で、コストを合わせていかなければいけません。

「量産の手配とスケジューリング」

展示会でオーダーの付いた商品については、縫製工場との打ち合わせの後、オーダーの枚数を元に必要な生地や副資材の投入日に合わせて、それぞれの取引業者に発注をかけて、それらの材料を縫製工場に送り込みます。

「商品管理~納品」

無事に生地、副詞材、型紙などを縫製工場に投入後「生地が足りない」、「うまく縫えない」など、トラブルが頻発しますので、それらの対処を行いながら、希望納期通り商品が納品されるように管理していきます。

「不良商品の修理」

納品された商品、もしくは、お客様からクレームのあった商品の修理を行う手配を縫製工場に行います。

生産管理の給与、スキル、資格

平均給与、給与モデル

平均月収20万円~60万円
給与モデル 月収30万円(30歳男性、6年目)

アパレルにおいては、一般的な給与といえるでしょう。
生産部長などの役職に就く事で、手当なども付いてきます。

生産管理は経験が非常に重要とされる職種ですので、一定の経験を積む事で、生産管理として他社への有利な転職も可能となってきます。

男女比

男性5:女性5

性別に関係無く活躍できる職種であり、デザイナーなどの企画職に比べ、必ずしも感覚やセンスを必要とされる職種では無いため、安定して長く働けるお仕事といえそうです。

必要なスキル、資格

エクセル、ワード
ファッションビジネス能力検定
TOEIC
実用英語技能検定
洋裁技術検定
衣料管理士
繊維製品品質管理士カラーコーディネーター検定
ファッションコーディネート色彩能力検定
パターンメーキング技術検定
編物技能検定
繊維製品品質管理士
毛糸・レース編物技能検定

生産管理の有名人

生産管理という職種は商品を生産する上での、縁の下の力持ちといった職種ですので、あまり表舞台に出る機会はありません。

しかし、商品を製作する上での知識や経験、取引先との人脈が作れるお仕事である為、生産管理を経験した後、デザイナーとして自身のブランドを立ち上げたり、生産管理のアウトソーイングの会社を設立する方も少なくありません。

「高橋元希」

コムデギャルソンで生産管理を経験で得たクリエイションのノウハウを活かし、「マリアヴェルジネ」というブランドを90年代に設立しました。

東京コレクションにて、コムデギャルソンのショー会場で行ったゲリラデビューファッションショーは、当時センセーショナルな話題として取り上げられ、人気若手デザイナーの仲間入りを果たしました。

生産管理の1日の仕事の流れ(一例)

10:00~
出勤
出勤後、メールチェックし、縫製工場からの問い合わせに対応。

11:00~12:00
企画、生産会議。
マーチャンダイザー、デザイナーと共に、生産中の商品の納期の確認、トラブルなどを報告、対処方法などの打ち合わせを行う。

12:00~13:00
同僚と会社近くの定食屋でランチ。
生産部の同僚と現在の進行状況の報告会を兼ね、ランチ。

13:00~15:00
生地屋、縫製工場の問い合わせ対応。
発注生地の手配の為、電話にて生地屋と打ち合わせ、縫製工場とのコストの交渉を行う。

15:00~17:00
新規縫製工場との商談。
新規取引を検討している縫製工場の営業担当者が来社。
縫製技術や生産背景などを確認。

17:00~18:00
生地、副資材の出荷作業。
本日、縫製工場へ投入予定の生地、副資材の必要メーター、個数をチェックし、梱包、出荷作業を行う。

18:00~20:00
生産会議。
生産部内で、縫製工場への生地、副詞材投入スケジュールの打ち合わせを行う。

20:00~22:00
縫製、加工依頼書作成。
縫製工場へ依頼するための縫製、加工依頼書の作成を行う。

22:00
退社。

生産管理のやりがいと喜び

デザイナーが提案する企画を、実際に生地屋や縫製工場に依頼し、コストや納期を交渉しながら、商品がショップの店頭に並ぶまでを管理する生産管理のお仕事は、お洋服が大好きな人にとっては、非常にやりがいを感じるお仕事だといえるでしょう。

トラブルなどの対処を求められる機会も多いですが、それらを乗り越え、無事に納期通り商品が納品された際は、何にも変え難い達成感があると思います。

また、お洋服に関する知識がたくさん身に付くお仕事ですので、将来、スキルアップし、アパレル業で何かしらの独立を目指す方にも、オススメです。

生産管理の苦労

常に納期に追われ、日々たくさんのトラブルを対処していかなければならず、時には、生地屋や縫製工場と、納期やコストに関して大喧嘩する事も少なくありません。

また、縫製工場に投入するための生地のカットや、ボタンやファスナーを数えたりと、細かい雑務もたくさんあり、業務内容が多岐に渡る事も生産管理の特徴で、精神的にも体力的にもかなりのハードワークなお仕事といえそうです。

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