プレスの職種紹介

  • 作成日:2014年11月18日
  • 7,206 views

記事入れ13

プレスの仕事内容

ブランドをPRし、その世界観や商品を世間に紹介するお仕事

プレスとは、担当するブランドのコンセプトや世界観、商品などを紹介する、いわゆる「広報」のお仕事です。

特にファッションは「ファッションイメージビジネス」と呼ばれるほど、イメージが重要となる世界ですので、その業務内容は、他業界と比べても、非常に大きな役割を担っています。

「PRプランの計画」

ブランドディレクターやデザイナーと共に毎シーズンのコンセプト、商品構成に基づき、どの様なスタイル、方向性で、PRしていくのかを計画していきます。

「PRプランの準備と手配」

どのようなイメージでルックブックを作成するのか、どのような形式で最新コレクションを発表するのかなど、PRプランが具体的に決定したら、プレス自身がフォトグラファーやモデルへのオファー、撮影スタジオや展示会、またはショー会場などの手配をしていきます。

モデルオーディションや、撮影当日などのスケジュール進行についてもプレスが行なっていきます。

「PRプランの実行」

作成されたルックブック、プレスリリースを各スタイリストや雑誌のエディターなどに発信していきます。

また必要に応じて、雑誌編集部などに最新コレクションを持ち込み、プレゼンテーションを行なう、「キャラバン」と呼ばれる業務を行ないます。

「プレス対応」

スタイリストや雑誌のエディターなどへの商品のリースや、管理を行います。

また、リクエストに応じて、インタビュー対応、コメントの寄稿などを行ないます。

ファッションショーや展示会を行なう場合、各プレス関係者へのインビテーションの作成や発信、アテンド業務なども担当します。

「デジタルメディアの運営」

ブランドのウェブサイトやブログの運営なども、プレス自身が行なっていきます。

プレスの給与、スキル、資格

平均給与、給与モデル

平均月収20万円~50万円

給与モデル 月収30万円(28歳女性、6年目)

通常、新卒から3~5年程度、プレスアシスタントを経験しますが、販売員や営業職からの異動といったケースも少なくありません。

給与は、アパレルとしては平均的な金額ですが、企業内では比較的、人員の少ない部署であり、ブランドの顔として華やかなポジションでもある為、給与以上にやりがいの得られる職種と言えるでしょう。

男女比

男性4:女性6

プレスという職種は、華やかさや、気配りが必要となる為、レディース、メンズブランド共にプレス担当者は、やや女性が多い様です。

しかし、スマートにお仕事をこなす男性プレスも多くいらっしゃいます。

性別というより、各ブランドのテイストにマッチした人物がプレスを担当しているケースが多く、クールもしくはハードなテイストのブランドでは、カッコいい雰囲気、キュートなテイストのブラントでは、可愛らしい雰囲気の人物が男女関わらず多い様です。

必要なスキル、資格

ファッションビジネス能力検定

ファッションコーディネート色彩能力検定

TOEIC

実用英語技能検定

活かせるスキル、経験

外部から訪れるスタイリストや雑誌のエディターなどの接客を行なう機会が多く、社交性や、社会的マナー、気配りが必要となる職種なので、接客業などを経験が強みとなるでしょう。

また、担当ブランドによっては、海外メディアへの対応、雑誌インタビューなどを受ける事もありますので、語学力、トーク力も活かす事ができます。

プレスの有名人

プレスのお仕事はファッションブランドにおいて、雑誌などの各メディアの窓口となるお仕事ですので、世間的に知られる存在である事が多く、人気ブランドのプレス担当者は、ファッション業界における有名人として認知されるケースが多い様です。

「伊藤美恵」

「PAUL&JOE」や「ヴィヴィアンウエストウッド」などの有名ブランドのアタッシェドプレスを行う「WAG INK」の代表を務め、現在は、パリのアタッシェドプレス養成学校「エファップジャポン」日本校の学長を務める人物です。

欧米では以前より主流である、複数のブランドをショールームに集め、広報を専業で行う様な、「アタシェドゥプレス」と呼ばれる業務体系を、日本に広めた先駆者的存在とも言えるでしょう。

「荒木節子」

長年に渡り、「YOJI YAMAMOTO」のプレスを務め、日本のハイファッションシーンの第一線で活躍した後、才能がありながらも資金難に苦しむ若手デザイナーの支援を目的とした合同展示会「アンビエンス」を立ち上げ、数多くのトップデザイナーを育ててきました。

そんな「アンビエンス」は、現在では主流となっている合同展示会の草分けとして、未だに日本国内のファッションシーンにおいて多大なる影響を与えています。

「平尾賀世子」

アパレル会社「HP FRANCE」に入社し、社内プレス業務に従事した後、その活躍が認められ、社内で「HIRAO PRESS」という自身の名を冠したアタッシェドゥプレス専業部署を設立。

数多くのヨーロッパの若手ブランドを日本国内に紹介しました。

その後、より自分の仕事を追求すべく、「HP FRANCE」を退社、「HIRAO INC」を創業し、現在も日本国内で大きな影響力を持っています。

「HP FRANCE」が展開する、日本を代表するPR会社「PR01」を礎を作った人物でもあります。

プレスの1日の流れ(一例)

10:00~
出勤、メールチェック、本日のリースアポイントメントの確認。

11:00~12:00
スタイリスト対応。
雑誌企画のリサーチの為、スタイリスト来社。
今回のコレクションのコンセプトと商品説明を行なう。

12:00~13:00
スタイリストと会社近くのカフェで昼食。
今回の雑誌企画の方向性や、他ブランドの情報収集を行う。

13:00~15:00
ファッションイベント打ち合わせ。
ブランドディレクター、デザイナーと共に来月行うファッションイベントの方向性などを打ち合わせ。

15:00~16:00
ファッションイベントの手配。
各モデルエージェントにオーディションのオファー、イベント会場のスケジュール確認。

16:00~17:00
リース商品のピックアップと発送。
スタイリストよりリースの依頼があった商品をピックアップし、発送業務を行う。

17:00~18:00
プレスリリース、インタビューコメントの作成。
雑誌エディターより依頼のあった、今回のシーズンコンセプトのプレスリリースと、インタビューコメントを作成し、メール発信。

18:00~
レセプションパーティーへの参加。
表参道で行なわれるファッション誌のリニューアルパーティー参加の為、外出。
さまざまな雑誌エディターと名刺交換、情報収集を行い、深夜に帰宅。

プレスのやりがいと喜び

担当するブランドの顔として、スタイリストや雑誌のエディターなど外部のお客様と接する事の多いお仕事ですので、人と関わる事が好きな人にとっては、この上なく楽しいお仕事と言えるでしょう。

また、まだ世間的に知名度の低いブランドをいろいろなプランで宣伝し、人気ブランドに育て上げるプロセスも、大きなやりがいとなると思います。

その他の部分としては、やはりプレス=ブランドの顔という観点から、自分のインタビューがファッション誌に掲載される事や、さまざまなファッションパーティーに招待されるなど、華やかなファッションの世界を堪能できる事も、プレスというお仕事の特権と言えそうです。

プレスの苦労

プレスのお仕事はブランドの顔となる事から、自身の些細なミスが、ブランド全体のイメージダウンに繋がる事を忘れてはいけません。

特に繁忙期には、多くのスタイリスト、雑誌のエディターからのリースが殺到しますので、スケジュール管理も大変です。

また、雑誌などメディアの入稿締切りに合わせて、プレスリリースやルック写真の作成などもあり、コピーライターやアートディレクター的感性も求められるお仕事となります。

そして、そんなタイトなスケジュールの中でも、常にブランドの顔として、いつも笑顔かつスマートに業務を遂行していかなければなりませんから、世間の華やかなイメージとは裏腹に、かなりのハードワークである事は想像に難しくないでしょう。

転職情報

アクセスランキング

新着情報

アイテム別